「被災地へ送る千羽鶴」の賛否

被災地へ送る「千羽鶴」についての記事を読んだ。

個人的には、被災地へ千羽鶴を送ることには「反対」。
「送る側の自己満足」とまでは言わないけれど
実際に送られた側は困るだろうなぁ、と思う。

被災地は生死がかかっているような状況だろうし
生きるための水や食べ物が何より欲しいのでは?
TPOに対応した物を送るのがベストだろうけど
それでも個人で色々送るのは迷惑だと思う。

私は今まで被災した経験は一度もないけれど
もし被災者になったとしたら、千羽鶴は要らない。
家も流され家族も失っている状況だとしたら、、、
そんな時に千羽鶴を渡されても。

千羽鶴をもらって穏やかに感謝出来るのは
たぶん受け取る側が心穏やかに落ち着いている状態。
ただ、場所を取る大量の千羽鶴の置き場所には困る。
心を込めて折られたものだけに、処分もしにくい。。

被災地に限らず、神社やお寺や病院のお見舞いにも
千羽鶴は送られることがあると思う。
ただ、現在の病院では千羽鶴の持ち込みは禁止では?
前職場の医療機関では、数十年前から生花も禁止だった。
お見舞いと言えば生花、の時代はもう終わった。
病室内の花粉の飛散を防ぐためにも、持ち込み禁止。

昔は生花と同様に千羽鶴も「お見舞いグッズ」だった。
個人的には生花よりも千羽鶴の方が「困るもの」だと思う。
生花は数日で枯れて処分出来るけれど、千羽鶴は枯れない。
紙製の鶴が千羽もベッド脇に吊り下げられて
病室内のホコリや、時には病原菌さえも付着しそう。。
ホコリは確実に、鶴の細かく折り畳まれた部分に溜まる。
呼吸器系の病気には一番ダメなお見舞い品になる。

以上のように現実的なことを言ってしまうのも悪いけど、
鶴に願いを込めて折った気持ちは理解できる。
ただ、その気持ちを他の、別の何かに替えられないか。
となると、現実的な寄付金や日用品になるのかな。

人に単に物をあげるのと、被災地に何かを送るのとでは
大きな違いがある。
パニックや大きな悲しみや喪失感の真っただ中では
千羽鶴は受け入れられないと思う。

千羽鶴を折る習慣も、近い将来になくなる気がする。



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by hazuki-natsu | 2018-07-12 17:12 | 思い出したこと