退職の「寄せ書き」を売りに出す人

転居後もリサイクルショップに通っている。
不用品を売ったり、食器や衣類を買ったり。
そんな中、ふと去年の出来事を思い出した。

いつものリサイクルショップの雑貨コーナーに
一枚の色紙があった。
大きなワゴンの中に、無造作に入れられた状態。

何だろう、と思いながら取り出して絶句した。。
それは退職する人に贈られた「寄せ書き」だった。
男性なのか女性なのか、年齢も不明だけど。
普通の色紙よりも少し大きな台紙には
20人くらいのメッセージが書かれていた。
ありきたりの文章ではなく、思いがこもったもの。

 いつも助けていただき、ありがとうございました。
 お陰で頑張れました。

 本当に寂しくなります。
 近くに来た時には寄ってくださいね。

 お疲れ様でした。
 みんなのこと、忘れないでね。


以上の他にも、同僚愛が入った言葉が多かった。
色とりどりのマーカーで囲まれた文章や
ハートや星が描かれた言葉など。

びっくりしたのは、会社名が入っていたこと・・・。
寄せ書きをもらった人の名前も、書いた人の名前もある。
「これ、いいの?」と、関係ないけど心配になった。
市内の会社なので、関係者に見つかる可能性もある。

っていうか、
寄せ書きをもらった人、どういう気持ちで売ったの?!
そんなに嫌な会社、嫌な同僚たちだったの?
それなら、持ち帰って焼くとか破り捨てるとか、
方法はいくらでもある。
あえて、リサイクルショップに売る?
自分の名前も書かれているのに?
どういう神経なの?

寄せ書きを書いた同僚の一人が、もし見つけたら。
市内なので、関係者が見つける可能性は大きい。
または関係者の知人が知らせるかもしれない。
それを承知の上で、売ったのだろうと思うけど。
何だろう、遠回しな嫌味なのだろうか。
でも、自分の名前も公表されることになるのに。

いや、一番アウトなのは買い取ったリサイクルショップか。
よくまぁ、こんな個人情報満載のものを買い取るわ。。
普通は「買い取れません」というべき物でしょ。
200円くらいの値段だったけれど、買う人、いる?!


その後しばらくして店に行ってみると、色紙はなかった。
誰かが買ったのか、関係者が見つけて買い取ったのか、
お客から注意されて店が処分したのか、分からない。

どうでもいいことだけど、すごく印象に残っている。
一番知りたいのは、もらった人の気持ち。
同僚に愛されていた(と思われる)人の、心境。
店に売った時の気持ち。

世の中にはいろいろな人が居るなぁ。
見かけでは計り知れない性格、感情があるんだなぁ。


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by hazuki-natsu | 2017-06-12 15:55 | 日々のこと