職種に合った接遇研修を

今日はここでも20℃になり、今年初めて春の服装に。
つい一昨日までダウンにスカーフ、手袋で出かけていた。。
今日の最低気温は2℃、最高気温は20℃と、差が激しい。
桜は今月中旬から開花の予定らしい。

4月も5日目、職場では接遇研修なども始まる頃。
前職場は医療業(検索を避けて、あえてそう書く)だった。
医療はサービス業と言われて久しいけれど、どうなのか。

在職時代の10年ほど前、職場に接遇の講師を招いた。
事務方が招へいした40代の女性講師だった。
当時の職場にとっては、初めての接遇研修の講師。

数十人ずつに分けて、各部署から参加した。
講師は「職場は明るい雰囲気が大切です」と始めた。
そして「お客様には明るい声でご挨拶しましょう」と。
このあたりで、ほとんどの参加者は嫌な予感。。
医療業が相手にするのは「お客様」ではない。

講師は「では、私に続けて大きな声で」と言いながら
いらっしゃいませ!
参加者は「い・・いらっしゃい・・ませ。
また講師が「ありがとうございました!」と大声で言う。
参加者は「あ・・ありがとう・・ございました。

このあたりで、さすがに参加者たちがザワザワし始めた。
職場の代表者も見に来ていたため、ついに口をはさんだ。
「あのー、先生、すみませんが、ここは会社や店と違って
 お客さんが来るわけではないんです。(苦笑)」

そこでやっと講師が気づき、
「あ、えっと、そうですね、、失礼いたしました・・。」

その後は当たりさわりのない朝夕の挨拶の仕方をしたり、
結局は職場にとっては役に立たない研修で終わった。

翌日の幹部会議で、事務方の担当者が責められたらしい。
医療業の職種に合った接遇の講師を呼べ、と。
っていうか、呼ばれた講師も気づくべきじゃないの?
正式に文書で招へいしたわけだし、職種は分かってると思う。
当日に建物に入った時点で「お客様」が来る場所じゃないと分かる。
よく「いらっしゃいませ!」とか「ありがとうございました!」と
教えたものだと呆れた。

ただ、よく考えてみれば、間違いではない。
医療業だって、内心は「いらっしゃいませ!」と喜んでいる。。
ある意味「お客」には違いない。
そして「ありがとうございました!」と売り上げを見ている。。
あくまで表向きには出来ないけれど。

毎年4月になると、あの「お互いに いたたまれない」研修を
懐かしく思い出す。
今はちゃんとした講師を呼んでいるかな。


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by hazuki-natsu | 2017-04-05 20:01 | 思い出したこと